シルブライト使用方法

繊維漂白・木材漂白

繊維漂白

浸漬漂白 ウインス 布が循環
キヤー 液が循環
スチーミング漂白 J,Lボックス スチーミング漂白
丸パイラー スチーミング漂白、ボイリング漂白
ハイセレントスチーマー スチーミング漂白、ボイリング漂白
エクセルブリーチ スチーミング漂白

参考使用量

NaClO2添加量:シルブライト25として6~12%(owf)
pH:3~4、酢酸、蟻酸、蓚酸等で調整(弊社配合品:シルストA)

木材漂白

浸漬法 各種単板(張天、長押、壁、床、柱、家具)に使用。
材種:杉、米杉、レッドウッド、スプルス、ヒノキ、米松、台檜、米ツガ、モミ、アガチス、ラミン、ベニ檜 等
塗布法 表面のみの処理となり、刷毛やスポンジ等で塗る。 → 操作は簡単であるが均一性にやや難点。
例:家のアク洗い

参考使用量

50~300g/L濃度のNaClO2溶液

注意事項

ワックスなどが塗ってあると処理できない。

  • 白くしたい部分のみの処理は不可・・・広い範囲で処理する。
  • 乾燥したら水分補給・・・反応が再開する。
  • 終了後は充分な除去・・・濡れ雑巾等で良く拭き取る。
  • 廃液の対処について・・・容器に戻さない、庭にまかない。
  • 基本的には分解処理

NOx処理

窒素酸化物(NOx)は、光化学スモッグの要因物質であり、その対策が急がれています。

シルブライトは酸化力に優れており、吸収に困難なNOを、吸収の容易なNO2に完全に酸化することができるため、高い除去効率が得られます。

このため高濃度NOx発生源(金属処理、シリコンウエハ処理など)においても効果を発揮します。

NOxガス除去の主反応

  • 酸化

    2NO+NaClO2→2NO2+NaCl

  • 吸収

    2NO2+Na2SO3+2NaOH→2NaNO2+NaSO4+H2O

吸収液中に発生したNaNO2は、Na2SO3と反応して分解されます。

食品添加物用途

漂白用途 フキ、桃、ブドウ、サクランボ、かんきつ類果皮(菓子製造に用いるものに限る)
殺菌用途 カット野菜、卵殻(サルモネラ菌、大腸菌の殺菌)、かずのこの加工品(干しかずのこおよび冷凍かずのこを除く。)

※上記以外の用途および食品に使用してはならない。

使用量など

  • 使用量
    殺菌用途に使用する場合は、亜塩素酸ナトリウムとして浸漬液1kgにつき0.50g以下とすること。
  • 使用制限
    使用した亜塩素酸ナトリウムは、最終食品の完成前に分解し、または除去すること。
  • 使用例
    NaClO2(200ppm)+クエン酸(200ppm):pH3程度
  • 殺菌効果
    サルモネラ、腸炎ビブリオ、カンピロバクターに対する亜塩素酸ナトリウムおよび 次亜塩素酸ナトリウムの最小発育阻止濃度(MIC)を比較した結果を下記に示す。
  サルモネラ 腸炎ビブリオ カンピロバクター
  pH7 pH6 pH5 pH7 pH6 pH5 pH7 pH6 pH5
亜塩素酸ナトリウム
(ppm)
400 100 50 400 100 25 50 25 25
次亜塩素酸ナトリウム
(ppm)
400 200 200 400 200 200 400 400 400

出展:食中毒起因細菌に対する亜塩素酸ナトリウムの発育阻止効果
食衛誌 Vol.31,No.6,491-498(1990) 第一薬科大学 細井ら

黒化処理

シルブライトは金属銅を酸化するのに最適な酸化力を有しております。そのため銅張り積層板の酸化処理剤として幅広く使用されております。
また処理条件によりブラック処理(黒化処理)、ブラウン処理の2種類の方法が選択できます。

処理条件

処理時間 2~10min
処理温度 80~90℃

処理液組成・特性

  ブラウン処理 ブラック処理
NaClO2/NaOH(組成比) 15~20 4~8
NaOH濃度(g/L) 5~8 7~14
皮膜組成 CuO/Cu2O=1 CuO/Cu2O=2~3
酸化銅表面結晶形状 球状 柱状
ハロー発生防止

水処理

温泉・プールの殺菌(レジオネラ菌の殺菌)

温泉処理例:亜塩素酸ソーダ(0.2ppm)と活性剤(3.5ppm)
活性剤:トリクロロイソシアヌール酸

  • 次亜処理ではマンガンが含有していると酸化マンガンが生成し、処理水が茶色に変色する。
  • 次亜処理では殺菌効力が発現する濃度で使用すると塩素臭によりお客様の苦情の対象になる場合がある。

悪臭処理

亜塩素酸ソーダによる悪臭成分の消臭

悪臭成分:アンモニア、トリメチルアミン、メチルメルカプタン、硫化水素、硫化メチル、アセトアルデヒド、スチレン、二硫化メチル(悪臭8物質)

亜塩素酸ソーダは分解して二酸化塩素(ClO2)を発生。悪臭成分と反応して消臭する。

直接添加 悪臭液中に直接注入
散布 悪臭発生源に直接散布
噴霧 大気中に噴霧

添加量

~200ppm注入(20倍希釈液散布)(目安)



がついている「PDF」のコンテンツをご覧いただくにはAdobe Readerが必要です。最新版のダウンロードはこちらよりお願い致します。

ぺージTOP