電気二重層キャパシタ用電解液
KKEシリーズは、高性能塩であるSBP・BF4(5-アゾニアスピロ[4.4]ノナン テトラフルホロボラート)をカーボネート溶媒に溶解した、電気二重層キャパシタ(EDLC)用電解液です。その特異な性質により、従来の4級アンモニウム系電解液(TEA・BF4/PC、TEMA・BF4/PC)よりもEDLCとした時の内部抵抗が低下し、特に低温域や大電流充放電において威力を発揮します。
また、SBP・BF4は直鎖カーボネートであるDMCへ溶解するという特異な性質を示します。このため、溶媒の変さらによる更なる高性能化が図られます。
特徴
- 溶解性が高い。(PCに3.5mol/L、直鎖カーボネートにも溶解)
- 標準的な4級アンモニウム系電解液と比較して、低粘度、高電導度である。
- 電気的熱的要素に対して、高い安定性を持つ。

製品
KKE-15 | 1.5mol/L-SBP・BF4/PC PC(プロピレンカーボネート)溶媒を使用した標準品 |
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特性
KKE-15 | ||
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溶質濃度 | 1.5mol/L | |
溶媒 | プロピレンカーボネート | |
電導度 | 約16mS/cm(室温) | |
水分 | 50ppm.未満 | |
その他 | 重金属を含みません |
※上記は特性の一例であり、製品を保証するものではありません。