硝油爆薬
硝油爆薬 ANFO・硝安油剤爆薬

硝安油剤爆薬は、硝酸アンモニウムと軽油の2成分からなり、当社の硝安油剤爆薬は、爆速による動的効果とガス圧による静的効果のバランスが良く、非常に効果的な破砕効果が得られます。
製品

ANFO 標準タイプ
ANFOは硝酸アンモニウムと軽油の2成分からなり、他の爆薬に比べて衝撃や摩擦に対して安全性が高い爆薬です。弊社の硝安油剤爆薬は、爆速による動的効果とガス圧による静的効果のバランスが良く、非常に効果的な破砕効果が得られます。
仮比重 | 0.8~0.9 |
---|---|
爆速〔JIS法〕(m/s) | 2,500~3,000 |
雷管起爆感度 | なし |
落槌感度〔JIS法〕(級) | 8 |
摩擦感度〔JIS法〕(級) | 7 |
特徴 | 標準タイプ |

ANFO-NS
ANFO-NSは、アンモニアガス抑制剤を加えた硝安油剤爆薬です。硝安油剤爆薬の主成分である硝酸アンモニウムは、セメントやコンクリート等のアルカリ性物質が混入した水溶液と接触するとアンモニアガスを発生しますが、ANFO-NSは、アンモニアガスの発生を抑制する効果があります。また、流動性が良好なので、機械装填機による装薬も可能です。
仮比重 | 0.8~0.9 |
---|---|
爆速〔JIS法〕(m/s) | 2,500~3,000 |
雷管起爆感度 | なし |
落槌感度〔JIS法〕(級) | 8 |
摩擦感度〔JIS法〕(級) | 7 |
特徴 | アンモニアガス発生抑制剤入り |
重量・荷姿
製品名 | NET重量(kg) | GROSS重量(kg) | 包装 |
---|---|---|---|
ANFO 標準タイプ | 25.0 | 25.5 | 重袋 |
ANFO-NS | 25.0 | 25.5 | 重袋 |

ANFOピース品(プラスチックチューブ包装)
硝安油剤爆薬は経済的なため、さまざまな現場で使用されていますが、その性質上、水に溶けやすいので、水の出るような場所では、樹脂フイルムに硝安油剤爆薬を充填したピース品を使用しますと大変に効果的です。 このピース品は横穴への装薬を容易に行うことができます。
製品名 | 薬量 (g) |
薬長 (mm) |
本数 (本) |
NET重量 (kg) |
GROSS重量 (kg) |
ダンボールサイズ(外寸) | ||
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縦 (mm) |
横 (mm) |
高さ (mm) |
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ANFO ピース |
750 | 435 | 30 | 22.5 | 25.0 | 450 | 520 | 165 |
使用上の注意
- 直射日光に長時間さらすと固化または粉化しますので、取扱中はできるだけ直射日光を避けてください。
- 高温(60℃)以上になると、成分中の油膜が蒸発し引火の原因となりますので高温切羽では使用しないでください。
- 固化したものは揉みほぐしてください。
- 起爆には十分なブースター(親ダイ)が必要です。
- 発破後、有毒ガス(CO、NOx等)が発生するので、十分な換気を行ってください。
- 水孔での使用は不爆の原因となりますので避けてください。
- 可燃性ガス(メタンガス等)の存在する切羽では、爆薬の爆発炎によるガス爆発の危険性がありますので使用しないでください。
- 装填中は静電気対策を行ってください。特に低温・乾燥状態では静電気を発生し易くなります。
- 切羽での岩盤の状態(例えば湧水、節理や柔らかい層の介在等)による殉爆不良や死圧現象、爆轟中断等で発生した残留薬については、火薬類取締法施行規則の規程にしたがって処理してください。
- セメント等が混入したアルカリ性水溶液に接触するとアンモニアガスが発生し、吸収すると中毒症状を起こしたり、目に入ると炎症を起こす可能性がありますので注意してください。
- 長期貯蔵の場合、吸湿、固化等により性能が低下することもありますので、製造年月日の古いものからご使用ください。